桐原書店 071 英語Ⅱ PRO-VISION READING 2
READING 2 The Sense of Wonder
リーディング2 センス・オブ・ワンダー
P.157
甥のロジャーが生後20ヶ月ほどだったある嵐の夜、私は彼を毛布にくるみ、雨の降る暗闇の中ビーチへと降りて行った。
どこかも見えない場所のちょうど端では、大きな波が大きな音を立て、ぼんやりと白いものはとどろき、私たちに向かってたくさんの泡を投げかけてきた。
私たちは純粋な喜びで一緒に笑った‐オケアヌスの激情に初めてふれる赤ちゃんの彼と、生涯の半分を愛する海と過ごしてきた私。
しかし、その唸りをあげる巨大な海と周囲の激しい夜に対する同じぞっとする反応を私たちは感じたのだと思う。
この特定の夜の冒険は人生に関するものだった、なぜなら、昼間ビーチにいるのをロジャーがちらっと見かけた砂色の足の速いユウレイガニを私たちが探していたのだった。